【Vol.2】東京モーターショー2017 所感と見どころ【lexus・三菱自動車】

【Vol.2】東京モーターショー2017 所感と見どころ【lexus・三菱自動車】

前回Vol1では西ホールの2つのメーカー「トヨタ(TOYOTA)」「ダイハツ(DAIHATSU)」を紹介したが、今回は東ホール4・5にブースが設置されている「レクサス(lexus)」「三菱自動車(MITSUBISHI MOTORS)」の2社を紹介したいと思う。

なお、余談ではあるが西ホールの上階では子供向けのブースである「トミカ」が、屋外展示場には「露店」がある。
週末の天気がやや怪しい状況ではあるが、子供連れで向かうのであればこの二つに向かうのも良いのではないだろうか。



東京モーターショー2017 各メーカーの見どころ

※順番は筆者が回った順であるが、会場の設営的にこの順番で回るとスムーズだと思う。


東4ホール

③レクサス(LEXUS)

レクサスのブースでは主力商品となっている新型のLSシリーズ「LS500h」が展示されていた。
10月19日から発売されたモデルなので、購入を検討しているのであれば是非見つめてみてほしいと思う。
「LS 500h」

なお、スポーツモデルのFも展示されていたので画像を上げておこう。
「RC F」

また、今回の目玉と言えばやはりコンセプトカー「LS+ CONCEPT」だろう。
レクサスのデザインコンセプトをより強く打ち出すフロントデザイン、レーザーを採用した灯火、そして極めつけはここ1年程度でついに解禁された「電子アウターミラー」を採用している点であろう。デザインのスマートさも相まって、すごく新鮮に映る。
また、自動運転についての言及もあり、専用道路での走行を可能にするとしている(このあたりの詳細が気になるようであれば、他のメディアに詳しく記載があるのでそちらを参照いただきたい)

先進技術を惜しみなく採用しつつ、デザインコンセプトは崩さずに融合を目指すレクサスの今後のビジョンを象徴するかのようなコンセプトカーであると言えよう。
「LS+ CONCEPT」




東4ホール

④三菱自動車

(MITSUBISHI MOTORS)

三菱自動車は今回2つの発表を行っており、どちらも興味深いと感じた。
まず、1つ目は「エクリプスクロス(ECLIPSE CROSS)」の日本仕様車をセールスの軸にするということだ。

「ECLIPSE CROSS」

エクリプスクロスはクーペとSUVのいいとこどりをしているデザイン・機能が特徴的である。
どちらの要素も高水準で纏まっているが、他社メーカーとどのような差別化を行い、セールスを強化していくのかという点が個人的には気になるところである。

また、もう1点の発表も電気自動車とSUVの先駆者三菱自動車らしいと言えるもので、「さらに高性能な電気自動車+SUVを開発する」という物であった。コンセプトカー登場前に動画が公開され「近未来的なナビゲーションシステム」や「電気とは思えないくらいパワフルな加速を実現するモーターシステム」を搭載するという点はわかったが・・・個人的には電気自動車に求められるものはパワーではなく「移動距離」や「メンテナンスコストの廉価化」や「充電設備の充実」であるのでそのあたりのロードマップも見せてほしいところであった。
「e-Evolution CONCEPT」


まとめ

自社のブランドイメージ・強みを生かして未来のコンセプトカーを出展した両社。
素晴らしい発想と技術力をふんだんに盛り込んだ新しい車には、夢すら抱くのは確かだし、世界的には「電気自動車」や「先進技術」を求める動きはあるのはわかる。
ただ、インフラが整っていない地方や先進技術に対するユーザーの理解度不足など、多くの課題があると再認識させられる発表になったように個人的には感じる。

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担当ライター:自動車大好きおじさんK
車の専門家というわけではなく「車に詳しい街のおじさんLV」
専門用語を極力使わず、多くの人に車の魅力を伝えたいと思っている。
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